VAIO C15とVAIO S15の違いを徹底的に比較してみた!
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今回はデビューしたばかりのVAIO C15の比較を行っていこうと思います。
比較対象はVAIO C15とVAIO S15です。
ほぼ同一の筐体サイズなので、使用環境も同じようなイメージになりやすいモデルで、第一印象的にはデスクVAIOとして扱われそうな2モデルです。
他のVAIOはモバイルPCとしての印象が強いモデルばかりで、このデスクPCとして使うVAIOは今までS15しか優遇されていなかったポジションでした。
そこに今回C15として参入したという事で、同じデスクPC的な扱いでもそれぞれの特徴がきっとあるはずですからね。
それぞれの特徴から、使用環境や目的にあったデスクVAIOを選択してもらえるはずです。
では、たっぷりと基本スペックをもとに比較していきます!!
カラーラインナップ・使いやすさの比較
まずは、選択できるカラーやインターフェース類の比較から。
両機種のカラーはすでに全く異って対照的とも言える雰囲気です。
その他にインターフェースによる使いやすさは重要なポイントですし、デスクVAIOとして画像などの取り込みなどの需要もあるのでSDカードの対応種類も若干差がありましたので、説明しましょう!
カラーリングは全く対照的な印象!
VAIOの全機種の中でも、カラーランナップは多かったS15ですが、単色のシンプルなカラーリングでした。
本当にVAIOっぽい銀パソ系のシンプルなデザインを主張しています。
そこにきて今回のC15の新たな風を感じるカラーリングですよ。
左は賑わいがある感じで、カラフルで美しい印象がありますよね。
逆に右はピンクで「少し際立ってる」というぐらいに落ち着いた感じ。
まずC15はツートンカラーのクリアで光沢のあるメインカラーとマットで輝きを抑えたサブカラーの組み合わせが視覚的に気分を上げてくれます。
部屋のインテリアに合わせた選択としても多いに結構なデザインになっていますよね。
S15はデザインで言うと今までのVAIOの雰囲気を継承したデスクVAIO。
昔からの銀パソ系が好物な方には、S15のシンプルさが良いですよね。
C15のようにカラフルで子供っぽいという意見も少なくは無いと思うので、S15の洗礼された感は大人っぽさを感じる部分もあります。
ただし、ピンクの位置づけに関しては、女性にオススメという部分ですかね。
S15のカラーリングを重視で選ぶっていうのは少数な気もして、無理やりに追加したっぽいのが、ピンクかな~って感じてます。
S15には外部モニター出力(VGA)を搭載!
S15にはHDMIとVGAモニターへの出力できる装備があり、C15はHDMIのみの搭載となっています。
インテルなどの対応も順次完了しつつあるのですが、VGAモニター
は現在でも多くのユーザが使っています。
アナログ信号による出力なので、ある程度は見切れるかなーという感じです。
しかも、S15の場合はS13と違ってHDMIとVGAの出力を同時に行えないので3画面化は不可なんですよ。
なのでS13ほどの重視度ではないポイントです。
しかし、仕事で使うとなれば、先ほども言ったようにアナログモニターでも多くの企業が今もなお使っていると思いますので、そういったシチュエーションのときには便利な機能です。
家庭のデスクVAIOとして考えているならば、大画面テレビに出力などの場合はHDMIがあればOKです!
VAIO S15の場合は・・・
- 仕事で使うならVGAモニター出力はあると便利
- HDMIとの同時出力が出来ないのが残念
VAIO C15の場合は・・・
- あまり仕事で使うのには向かないような(カラーも含め)
- 家庭ならばHDMIから大画面テレビなどに出力できるので、VGAモニターの非搭載に残念感があまりない
VGAモニター出力機能の有無によって影響がある場合は、VAIO S15を選びましょう!
USBはC15が4ポート!VAIOで一番多く搭載している
全VAIOのUSBポートの搭載数を載せました。
こう見ると一目瞭然で、VAIO C15が一番多くUSBを標準搭載していました。
ただ惜しいのが全部USB3.0ならば良かったんですけど、USB2.0が2ポート搭載されているのが残念なポイントですね。
一気に外部入力を接続したい場合には重宝する数です。
さらにマウスなどの接続をBluetoothに切り替えたりすると、より多くのUSBを使えて便利です。
ソニーストアのBluetooth対応マウス
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設定も簡単に行えるので、Bluetoothとのペア設定も簡単に行えます。
マウスなどを有線で接続するのに1ポート使うのはもったいないです。
VAIO C15の場合はUSB3.0のポート数を増やすのにハブを使うのもいいかもしれません。
ソニーストア価格:2,500円+税
このハブを付けると、USB3.0を3ポート増設させる事が出来ます。
VAIO C15のUSB3.0の少なさをカバーするにもオススメのハブです。
家の中で使うには、こういうハブを使って増設してやればZなどの2ポートしかないモデルでも使いやすくなるはずです。
SDカードはC15の場合、データ転送速度に制約あり
SDメモリーカードの対応種類のところに、S15の場合はSDHC・SDHX・UHS-Iに対応していました。
C15の場合は、SDHC・SDXC・UHS(SDR50)と明記してあります。
これはまた、他のVAIOでも見なかったようなワードだな~と思いながら調べました。
それぞれのSDカードの種類の違いは、最大容量と転送速度の違いがあります。
UHS~というのはSDXCメモリーカードの中の規格で、最大は104Mbpsとあります。
S15のように明記はUHS-Iとなっている場合は、この転送速度をフルに使う事が出来るのでしょう。
じゃあ、SDR50はというと104Mbpsまでの転送速度ではないですが、その半分の50Mbpsの転送速度で使えますよという事。
- SDR12(12.5MB/s)
- SDR25(25MB/s)
- SDR50(50MB/s)
- SDR104(104MB/s)
それぞれ転送速度の制限がある場合があるという事です。
VAIO C15の場合は、大容量の動画ファイルなどをSDカードからコピーするときなどは、対応のカードだった場合でもS15に比べると少し劣っているという感じです。
>>VAIO C15 カラーリング・スペックレビューへ
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>>VAIO S15 ソニーストアでのカスタマイズポイントとは?
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基本スペックの比較
ソニーストアで購入時に選べる項目を比較してみました。
C15とS15では基本的なスペック構成はかなり差が付けられている感じですね。
選択肢もS15の方が多くて、VAIOを使い始めてから元々やる予定の無かった事(ゲームなど)でも、後付けに対応した基本性能を組むことができます。
対するC15は、お求めやすさを第一にさっぱりとした構成を組むことができます。
ハードワークに耐えるような構成ではなく、チョイパソといった感覚で購入できるような構成になっています。
搭載CPU・GPU・メモリーは圧倒的にS15が良い!イコール安定した動作
S15には、VAIOの中でも珍しいクアッドコア(4コア)のCPUを搭載させられる事がやっぱり選ぶポイントとして重要です。
S15のCPU選択時の注意点
- CPU・GPU・オンボードメモリーはセットで選択になります
- クアッドコア(4コア)はi5・i7のみ選択可能
- GPUはどのCPUでも「インテルHDグラフィックス530」
クアッドコアの性能を味わうには、i5以上の選択になるので気を付けてください!
性能をグラフに表すと
一般的なCPU(クアッドではなくデュアルコア)との差は有りすぎます。
一緒に搭載されるGPUは標準的なスペックのGPUですが、ネットゲームなどは問題なく出来ます。
あとは、オンボードメモリーが
- i7:8GB
- i5:4GB
- i3:4GB
に8GB・4GB・追加なしと選択する事で、最大16GBまで搭載可能になっています。
S15ならば、4コアCPUと最大16GBの余裕のある動作を実現する事が可能です!
C15は初心者にも選びやすい選択肢を用意してあります!
C15はS15と比べると選べるバリエーションがかなり少なくなります。
- Core i3-5005U & インテルHDグラフィックス5500
- Celeron 3215U & インテルHDグラフィックス
CPUは上記の2パターンで、それに伴ってGPUの性能も変わってくるという事です。
ここで初心者にも選びやすいというのがポイントです!
2パターンしかないので、スペックを上げたいならCore i3を選べば良いし、価格を選ぶなら、Celeronを選べば良いんです。
GPUに関しては体感できるほどの差は無いと思います。
メモリーに関しては、S15はオンボードメモリーに追加して選択する方式でしたが、C15の場合はオンボードではなく、完全に分離したメモリーを選択するようになっています。
メモリー選択はこれまた2パターン。
- 8GB(4GB×2)
- 4GB(4GB×1)
これも先ほどのCPU選択時の理屈で選べてしまうぐらいの選択肢です。
スペックを意識するならば8GB!
価格を意識するなら4GBです!
ストレージはSSDを選択できるS15が魅力的!でもオススメはSSHD!
ソリッドステートドライブ(英: solid state drive, SSD)とは記憶装置として半導体素子メモリを用いた、ストレージ(特に、ディスクドライブ)として扱うことのできるデバイスである。出典先:wikipedia
SSDを搭載させる事によって、起動とシャットダウンの速さだってビビるほど変わるし、ソフト立ち上げなどの日常的に行う動作が格段と高速化します。
今のパソコン市場ではほぼの機種でSSD自体は搭載できます。
故に、SSDを搭載できないC15はやはり価格重視のエントリーモデルという位置付けが確立してしまう。
しかし、ここで登場するのがハイブリットHDD(SSHD)です。
ハイブリットHDD:SSHD
出典先:All About デジタル
ハイブリットHDDでは、大容量かつHDDより高速アクセスを実現した良いとこ取りのストレージシステムです。
でも個人的に思う最高のポイントは、価格が安価なのに単なるHDDとは比べ物にならないほどに体感速度も速いところ。
速さをグラフで見る限りだと、ハイブリットHDD(SSHD)とSSDの速さのわずかさが良く分かると思います。
SSDとHDDの中間のハードと思われながらも、もはや速さで言うと通常のSSD並みの速さとなんら変わりありません。
さらに容量が1TBあるという事は、間違いなくSSHDが最良の選択となるでしょうね。
VAIO C15の場合なら、SSDは搭載できないのでSSHDを強くオススメします!
ディスプレイはS15にタッチパネル選択可能!C15にはグレア液晶
VAIO S15
- Full HD 1920×1080(タッチパネル液晶)
- Full HD 1920×1080(アンチグレア液晶)
- HD 1366×768(アンチグレア液晶)
S15はフルHDにタッチパネルの組み合わせで大画面かつ直接的な操作を可能。
VAIOの中では唯一の15.5型ディスプレイ+タッチパネルで、マウスやタッチパッド操作が煩わしい瞬間などにありがたみを強く感じる事もできるはずです。
情報量もフルHDあるので、拡大したりすれば誤操作もしづらかったりと大画面ならではの良さも発揮しています。
そのほかのアンチグレア液晶は疲労軽減の外光の映り込みを低減する液晶です。
これは、ビジネスや長時間パソコンを使う方に最適なディスプレイです。
VAIO C15
- Full HD 1920×1080(グレア液晶)
- HD 1366×768(アンチグレア液晶)
VAIO C15はフルHD選択の場合はグレア液晶になっています。
アンチグレアに比べると、画質が鮮明なのでフルHDの高解像度とマッチしています。
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キーボード・大きさの比較
ここでは、カメラ機能やキーボードについて比較していこうと思います。
カメラ機能・キーボードに関しては共通の使いやすさ
VAIOのフロントカメラ部には、ほぼ共通でCMOSセンサーのHDウェブカメラ92万画素が搭載されているので、ここは従来のものが搭載されています。
キーボードに関しても、言語は日本語配列のみの展開です。
テンキーは搭載されていて、キーのストロークやピッチは同一なので、キーボードの使用感はまったく同じです。
お互いにキーボードの横幅は15.5型ほどの広さがあるので、僕みたいな成人男性でも広々と使う事ができました。
C15を左手全開・右手全開です!
指の付け根が若干の痛み伴いながらも開いてみました。
パームレスト(手の平を置く場所)部分が広い。
奥行のあるキーボードで、手が中途半端の浮き上がらないので疲れづらいです。
パームレストからキーボードにかけての段差によって高さが統一されているので、高低差がなくスムーズなタイピングが行えるはずです。
ちなみに、VAIOは全機種でパームレストとキーボードの段差を統一しています。
S15とC15にはキーボードにバックライトは残念ながら搭載されていません。
これによって暗い場所でのカッコよさや使いやすさを感じる事ができませんが基本使用には影響はありませんのでご安心ください!
タッチパッドはボタン有りか無しか
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マウスを常時使う場合ならそこまで気にならない部分になりますが、タッチパッドの使用感覚がS15とC15で少しだけ違うという事だけ紹介します。
違いははっきりと分かりますが、左のC15は左・右クリックのボタンが独立しています。
これが今までの定番的なタッチパッド機能とも言えます。
しかしS15の場合は左・右クリックがタッチパッドと同化しているので、見た目的には一枚物のタッチパッド空間になっているのです。
ただ使い方は今までと一緒で、左・右ボタンのある所周辺はクリックできるようになっています。
なので、指が広範囲で動かせるのは、仕切りの無いS15のタッチパッドという事ですね。
C15のような従来の独立したタッチパッドならば、慣れている場合は何ら問題は無いと思います。
しかしS15のように広いけど、クリックのときにアレッ?と最初絶対になると思われるこのタッチパッドには慣れが必要になるでしょうね。
セキュリティーチップとセキュリティーロック
セキュリティーチップとはHDDなどのストレージのセキュリティー向上の為に搭載される機能の一つです。
出典先:NEC
ストレージへアクセスするときのカギを別にすることで、ストレージだけでは暗号化が解除されません。
外部のパソコンから不正アクセスが行われてもセキュリティーチップを要していれば安全面は強化されていて暗号データになっているので、読み出しは困難です。
VAIO C15の場合は残念ながら、このセキュリティーチップは選択できません。
VAIO S15の場合ならば、有無を選択できるので是非搭載させておきましょう!
セキュリティーロックはワイヤーでロックしてパソコンの盗難を防止するためのスロットです。
両機種搭載されています。
本体重量やサイズはほぼ同一
最後に筐体のサイズなのですが、幅・高さ・奥行はC15もS15もほとんど同じ大きさです。
S15の場合はタッチパネルを搭載できるので、搭載モデルは高さが0.1cm高くなります。
ディスプレイが少し太くなるという事ですね。
重量も変わらない重さです。
S15の場合はやはりタッチパネルを搭載させると少しだけ重たくなります。
まとめ
それぞれ比較して良いところや足りないところが大体分かりました!
C15はやはり、スペックよりもデザインから気に入ってもらえるかもしれませんね。
あとは、そこまでのスペックを搭載できないので、パソコン初心者の方が最初に持つパソコンとしても良いですね。
価格帯もVAIOなのに高くは無くて予算10万円で購入できる所も魅力的です。
VAIO S15はC15の強化版という所で、使いやすさはC15と同等な事に加えてスペックをかなり向上させているモデルでした。
やはりC15に比べると安定した動作を求めている方や写真編集や動画編集のときもタフに実行できるモデルとしてオススメです。
名古屋周辺の方なら実際に店頭で体感できます!
今回ご紹介したVAIO C15やVAIO S15をカトーデンキ店頭で実際にガッツリ触る事ができます。
C15やS15以外にもVAIOなら何でも取り揃えていますよ♪
名古屋周辺にお住いの方なら、VAIOを購入前にちょっと触ってみたい!使い心地を知りたいなど感じる方は是非とも当店へお越しください!
電話番号:052-751-2192
営業時間:9:00~19:00
定休日 : 毎週水曜日
カトーデンキで触れるVAIO
・VAIO Z フリップモデル
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・VAIO S13
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・VAIO Z Canvas
名古屋周辺ではない方もツイッターを使った購入アドバイスは行う事が可能ですので、ツイッターへ連絡いただければありがたいです。
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15.5型ワイド液晶を搭載したオールインワンモデルのVAIO。それがVAIO C15。幅広のボディを活かし、キーボード横にテンキーを搭載。さらにDVD(ブルーレイ)ドライブも内蔵。これ一台であらゆる作業がカバーできます。最新モデルはSONYストアで販売中。
2016/12/27
15.5型ワイド液晶を搭載したオールインワンモデルのVAIO。それがVAIO C15。幅広のボディを活かし、キーボード横にテンキーを搭載。さらにDVD(ブルーレイ)ドライブも内蔵。これ一台であらゆる作業がカバーできます。最新モデルはSONYストアで販売中。