法人向けVAIOと個人向けVAIOの違いと詳細
VAIOには個人向けと法人向けがあるのは知ってましたか?
どちらも直販サイトのソニーストアで購入できますが、主に保証などのサポート面に違いがあります。
今回は、個人向けVAIOと法人向けVAIOの違いについて調べてみました。
会社や企業での中で使うパソコンにVAIOを導入したいときなど法人向けVAIOとして選択する方法があります。
個人的な目的で購入するVAIOとは異なるポイントがいくつか有るので、その違いをまとめてみます。
目次
概要
ソニーストアで購入するときに、法人向けか個人向け、どちらを選ぶのか考えると
- サービス(保証)
- 本体のカスタマイズ項目
- 本体価格
だいたい、上記3点が気になるポイントでしょうか。
ですので、今回はこのポイントを中心に違いを比較します。
比較といってもメインは法人向けVAIOについてです。
サービス内容について
法人向けVAIOの長期保証サービス
大きく分けて、ベーシック保証とワイド保証があり、それぞれ3年と4年があります。
4年は個人向けでは選べない保証です。
ワイド保証はベーシック保証に加えて「破損・水濡れ・火災・落雷・水害などに対応」の保証サービスです。
屋外や工事現場、持ち運びする頻度が多い場合はワイドのほうが安心ですね。
想定する使用場所によって、ベーシック保証かワイド保証か決めると良いです。
法人向け限定の保証サービス「オンサイト」
さらに法人向け限定の追加サービスとして「オンサイト」というものがあります。
個人向けVAIOにはありません。
オンサイトは、出張サービスの事です。
通常の修理では、パソコンをソニーの修理サービスに預けないといけません。
オンサイトなら、エンジニアが出張してくれるので、タイムロスによる機会損失などを減らすことができます。
仕事によっては、個人情報や機密情報などの持ち出しになってしまうなどの理由で、そもそもパソコンを外部に預ける事ができないこともあると思います。
万が一の故障・事故のときにサービスエンジニアが出張し、その場で解決してくれる頼もしいサービスがオンサイトです。
発売すぐ(1ヵ月程度)の製品や故障内容によっては、引き取り修理になることもあるようです。
選べる法人向け保証サービスの一覧
- 3年ベーシック
- 3年ベーシック オンサイト
- 3年ワイド
- 3年ワイド オンサイト
- 4年ベーシック
- 4年ベーシック オンサイト
- 4年ワイド
- 4年ワイド オンサイト
保証だけでなく、法人向け専用の設定サービスもあるので、あとで紹介します。
個人向けVAIOの長期保証サービス
- 3年ワイド + 修理時代替機・データ復旧特約 + トラブル診断・使い方相談
- 3年ワイド + 修理時代替機・データ復旧特約
- 3年ワイド
- 3年ベーシック
個人向けの場合は長期保証期間は3年しか選べません。
個人向けの長期保証サービスでは、ワイド保証プラス使い方相談やデータ復旧などのサービスが付いたものも選べます。
個人向けVAIOの長期保証まとめ(S11・Z Canvas除く)
個人向けVAIOの長期保証について(S11・Z Canvasシリーズ)
法人向けは設置・セットアップなどのサポートも選択可能
法人向けを選ぶポイントとしては、セットアップなどの代行サービスを利用できる点です。
法人向けVAIOでは、VAIOの設定サービスや、保守サービスなどの多数のサービスを受ける事が出来ます。
個人向けとは比べ物にならないくらい多くのサービスメニューが用意されています。
例えば、VAIOを会社用に複数台購入する場合、導入する台数に比例して、設置や設定にバカにならない時間と労力がかかります。
そんな時に利用したいサービスです。
キッティング関連メニュー
キッティング作業費
主には初期設定等を含めて、購入先の環境に合わせたセッティングを1台ごとに行うサービスです。
コンピューター名の設定だったり、ネット接続やセキュリティーに対する措置だったりと複数台の設定は任せてしまうのが良いと思います。
マスター展開作業費
これは条件がありますが、導入台数が25台以上ならこのサービスを受ける事が出来ます。
マスターイメージとは、いわゆるテンプレートみたいなものでパソコンの設定環境を保存したデータを複数のパソコンへ展開しますよーって事です。
しかし、イメージ作成をあらかじめ済ませておく必要があり、作成の場合は別途サービスとして追加できます。
イメージディスク作成費
マスター作成されたデータをDVDディスクへするサービスです。
イメージディスク複製費
作成したマスターイメージディスクを複製するサービスです。
キッティング + マスター展開作業費
キッティング作業とイメージ展開が同梱されたサービスです。
そのほかのサービスメニュー
上で紹介したキッティング(セットアップ)はあくまで依頼できるサービスの一部です。
そのほかのサービスとしては、保守やセキュリティー、ソフトインストール関連などなど。
一度に複数台のパソコンを導入するならぜひ検討したほうが良いと思います。
パソコンを複数台設定してソフトウェアやセキュリティーなどをすべて同じ状態にするというのは、やり方を知っているか知らないかで手間と労力が全然違うからです。
個人向けVAIO 設定セットアップならVAIO訪問設定パック
個人向けVAIOでセットアップ依頼は「VAIO訪問設定パック」というものになります。
画像は女性専用パックを例に挙げました。
女性専用パック
- 女性専用VAIO訪問設定パック(オプション付+引越)
- 女性専用VAIO訪問設定パック(オプション付)
- 女性専用VAIO訪問設定パック
個人向けの場合は自宅へ訪問するという事になってしまうので、女性のお宅へ男性が行くよりは・・・と考えられているパックになっています。
通常パック
- VAIO訪問設定パック(オプション付+引越)
- VAIO訪問設定パック(オプション付)
- VAIO訪問設定パック
価格は変わりませんが、女性専用パックが使える都道府県や注意事項があるので、ご確認ください。
社内決済や導入するPCの選定に活用できる資料も請求できます
社内で使うPCを法人向けVAIOにしたいときの説得材料や、比較のための資料が欲しい場合は、ソニーストアの法人向けVAIOのページから資料請求が可能です。
記事執筆時点では資料請求でパソコン用のクリーニングクロスなどがもらえるようです。
本体価格やラインナップ、カスタマイズに違いはあるのか?
VAIO本体価格については個人向けも法人向けも基本的には同じです。
法人向けVAIOはVAIO Pro13mk2が選択可能
ラインナップには少し違いがあります。
法人向けのVAIOは個人向けが販売終了となったVAIO Pro13mk2を購入できます。
もちろん、後継機のVAIO S13も選べます。
VAIO Pro13mk2を選ぶメリットとしては主に価格面です。
同じような構成でもVAIO S13よりも2万円ほど安く購入できます。
ただ、VAIO Pro13mk2はタッチパネルを搭載できません(VAIO S13は選択可能)。
VAIO Pro13mk2はひとつ前のモデルなので、いつ販売終了してもおかしくない状態です。
カスタマイズについて
カスタマイズ出来る内容に関しては、CPUやメモリー・HDDやSSDなどハードの部分での差はありません。
個人向けVAIOと法人向けVAIOどちらもOfficeの選択まで同じです。
しかし、OSだけ法人向けVAIOでは少しだけ多く選択できるようになっています。
追記:2016年9月15日にWindows 8.1搭載VAIOは販売終了となりました。
法人向けVAIOでは、OSの種類がwindows7 Proからwindows10までの中で一部モデルだけ個人向けVAIOでは選択できないバージョンを選択できます。
セキュリティーやユーザーインターフェースがそれぞれ異なるので、企業に合わせたOSがあるかもしれませんので、多いのは嬉しい配慮ではないでしょうか。
何も意識しないなら最新のOSを入れておけばOKでしょう。
以下、モデルごとの選択できるOSの種類をまとめます。
法人向けVAIO | 個人向けVAIO |
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法人向けVAIO お支払い時のポイント
法人向けVAIOの場合は支払い方法が多く存在しています。
- 売り掛け決済
- 口座への銀行振込
- コンビニ / 銀行ATM / ネットバンキング
- クレジットカード
- デビットカード / プリペイドカード
- 代金引換
売り掛け決済について
この売り掛け決済には、ウェブでの購入・電話での購入の2種類からありまして、それぞれで決済詳細が別に用意されています。
しかし、売り掛け決済という仕組みはどちらも同じなので、単純に入り口の区分けのようになっていますので、購入方法によって選択しましょう。
ちなみに現在売り掛け決済を提供しているORIX-ECサービスは2016年12月29日をもってサービスが終了予定です。
終了以降はどのようになるかは今の所分かりません。
以下から概要を確認できます。
支払い方法についてはそれぞれにウェブか電話かによって対応が少し異なる場合があります。
売り掛け決済については、終了予定とあるため記載しましたが、その他の支払い方法に関しては、ソニーストアの法人向けVAIOのページより確認できます。
お見積書などの各種書類の発行について
- お見積書
- 請求書
- 領収書
- 納品書
それぞれの各種書類の発行はウェブで行ってください!
ウェブでのお見積りの取り方は別途ソニーから説明がありますので参考にしてください!
その他の書類、請求書・領収書・納品書に関しては、ご希望があれば発行して、商品とは別に郵送となっています。
なので、発行す意思を伝える必要がありますのでご注意ください。
個人向けVAIO お支払い時のポイント
基本的には、オンラインでの購入では現金での購入を除いた購入手段が用意されています。
支払い方法に合わせてオンラインで購入するのか、直営店舗で購入するのかを決めても良いと思います。
個人でのオンラインの場合はケータイと連動した支払い方法も増えてきているので、便利かもしれません。
ちなみに、個人ではソニーポイント適用できるのですが、法人の場合はポイント適用は出来ません。
領収証発行について
各種書類はソニーストアよりメールによる問い合わせから依頼してください。
あと個人向けVAIO購入時の領収証発行にはいくつか注意があります。
- 領収証の発行には「但し書き」「領収証の宛名」「領収証送付先」が必要
- 代金引換の場合は配送業者が発行する受領証をもって領収証に代えさせて頂いている
- 領収証の日付、発行可能時期はお支払い方法によって異なります
それぞれの支払い方法によって発行時期は異なるので、領収証の発行までの時間はかかる場合があります。
クーポン・お買物券・ソニーポイントで使った利用額は差し引いた金額を領収額に記載します。
領収証の受け取りは基本的には郵送ですが、FAXによる送付も大丈夫です。
キャンペーンについて
ソニーストアが期間限定で行っているキャンペーンは調べてみると、選択できるパーツに関するキャンペーンは内容が一致していました。
黒枠で囲んだ中のパーツのキャンペーンは一致を確認しました。
なので、カスタマイズに関しての差はほぼ生じないという事ですね。
ちなみにキャンペーン期間も一緒でした。
以下のキャンペーンは個人向けVAIOにのみ展開されていました。
月替わりなどによって、個人向けVAIOのみのキャンペーンと法人向けVAIOのみのキャンペーンも存在しているみたいですね。
まとめ
ここまで、法人向けVAIOと個人向けVAIOの違いを調べてみると、一番大きく違うのはサービス。
それは、個人と企業で使うので使用頻度の違いなどで差別化はされていました。
法人向けサービスは期間の長さ(最長4年)とオンサイトによる出張修理やセットアップ時の面倒見の良さを感じるような内容です。
カスタマイズにおいてのOS選択の幅にも少しだけ違いはありましたね。
VAIO S11とVAIO S13の2機種において、個人向けよりも選べるOSの種類が多くなっていました。
Windows8.1 Pro 64bitやWindows7 Professional 32bitが法人向けVAIOでは選択できます。
64bitと32bitの差で互換性なども関わってくるので、例えば企業で使っている周辺機器を今後も使っていきたい時にはWindows7 Professional 32bitで導入して、周辺機器はそのままという事もありえます。
機器が古いと64bit用のドライバが無いなんていうのはよくある事ですから。
特別な理由がない限りは、Windows10またはWindows7の64bit版がオススメです。
あとは、支払い方法に関して。
法人向けVAIOでは、売り掛け決済(終了予定あり)や銀行振り込みなどの企業様向けの支払方法がメインでした。
個人向けVAIOでは携帯と連携した支払い方や直営店舗では、現金での決済などの幅広い支払方法が可能です。
領収書や各種書類の発行は、法人・個人問わず行っているので問い合わせてください。
名古屋周辺の方なら実際に店頭で体感できます!
VAIOの実機をカトーデンキ店頭でガッツリ触る事ができます。
個人向け・法人向け関わらず現行のVAIOなら全モデルじっくり触って購入前の検討に役立てると思います。
名古屋周辺にお住いの方なら、是非とも当店へお越しください!
電話番号:052-751-2192
営業時間:9:00~19:00
定休日 : 毎週水曜日
カトーデンキで触れるVAIO
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2016/10/07