パソコン購入時のポイントはCPUを見るべし!!
パソコンを購入するとき、比較項目が多すぎて、何を重視したらいいか迷ってしまいませんか?
困ったときは、パソコンの基本性能で比較しましょう。
ここでいう基本性能は
- CPU(プロセッサー)
- メモリー
- ストレージ(HDDなど)
です。
今回は、CPUの見方について紹介します。
目次
ノートパソコンに搭載されているCPUのほとんどはインテルのCoreシリーズ
ノートパソコンを買う場合、搭載されているCPUのほとんどは
- Intel Core i3~
- Intel Core i5~
- Intel Core i7~
といったインテル社のCoreシリーズです。
他にもIntel Celeron(ローエンドモデル)などもありますが、この記事ではインテルのCoreシリーズについて紹介します。
Intel Coreシリーズの型番の見方
CPUの何がよくわからなくしているかというと、英数字で構成された型番だと思います。
ただ、型番が持つ意味を知ると、とても理解しやすくなります。
「Core i7-6500U」を例として解説します。
冒頭の「Core」はCoreシリーズであることを表します(インテルにはCoreシリーズ以外にもCPUはあるので)。
ランクと書きましたが「i○」には「i7」か「i5」か「i3」どれかがきます。
数字が大きいほうがランク上位です。
基本的に、ここまでわかればパーツを選ぶうえで問題ないといえば問題ないのですが、ハイフンより後ろにももちろん意味はあるので、ご紹介します。
ハイフンの後ろには4桁の数字がきます。
基本的には、数字が大きいほうが性能が良いと思ってもらって大丈夫です。
数字の先頭は世代を表しています。
インテルのCoreシリーズはすでに数世代あり、2016年モデルのVAIOなどに搭載されているのは第6世代になります。
通称「Skylake(スカイレイク)」です。
後ろの3桁は、世代内での番号になります。
下2桁がキリの良い数字の場合は標準的な構成になっています。
Core i7-6567Uのように、下2桁がキリの悪い数字の場合は、内蔵されているグラフィックが強化されていたり、処理速度が少し早いなど、標準のものとは少し違う構成になっています。
型番の一番最後にくっついている英字は「モバイル用」などの種類の意味があります。
第6世代インテルCoreシリーズのアルファベットの意味
第6世代インテルCoreシリーズのノートパソコン向けのCPUの型番の最後についている英字をまとめました。
第6世代は全部で4種類です。
U
超低消費電力版です。
電力を下げる事で処理速度は落ちますが、発熱量が少ないです。
モバイルノートを作る事ができました。
Ultra-low Powerの頭文字からきてます。
VAIOに搭載されているCPUはこの「U」が多いです。
H
ハイパフォーマンス・グラフィックスの「H」です。
第6世代の中では標準にあたるものです。
グラフィックスについては、第6世代Coreシリーズで強化された部分です。
HQ
ハイパフォーマンス・グラフィックス、クアッドコアで「HQ」になります。
Hにプラスして、コア数4つ(クアッドコア)を表すQがついています。
「HQ」はVAIO S15、VAIO Z Canvasで搭載できます。
HK
ハイパフォーマンス・グラフィックス、アンロックドで「HK」です。
Kはクロック数(処理速度)の制限を解除したものを意味しています。
現行VAIOには「HK」のCPUはありません。
ここまで書いてきて確認のため調べてみると、インテルの公式ページで詳しく解説されてました・・・。
インテル® プロセッサー・ナンバー:ノートブック PC、デスクトップ PC、モバイルデバイス
↑日本語のページです。
Intel® Processor Numbers: Laptop, Desktop, and Mobile Device
↑英語のページです。
Coreシリーズの性能差のイメージ
同じ世代のCoreシリーズという前提のもと、
独断と偏見で性能差の簡単なイメージを1~10で表してみました。
ランク | 性能のイメージ |
---|---|
Core i7 | 10 |
Core i5 | 7.5 |
Core i3 | 3 |
「Core i3」と「Core i5,Core i7」には間がある感じです。
このi~の数字によってCPUの性能すなわち快適さが変わってきます。
明確にやりたい事がわかっていると、搭載するCPUを選ぶときにあまり迷わずに選べます。
では、VAIOのラインナップからあなたに合ったCPU搭載できるVAIOを探してみましょう♪
各VAIOに搭載できるCPUは!?
VAIOは直販サイトの「ソニーストア」を使うことで、パーツを選んで購入できます。
自分のやりたい事がわかっている場合は最適なCPUを選ぶ事が可能になっています。
VAIO S11 VJS1111
・Core i7-6500U(2.50GHz)
・Core i5-6200U(2.30GHz)
・Core i3-6100U(2.30GHz)
VAIO S13 VJS1311
・Core i7-6500U(2.50GHz)
・Core i5-6200U(2.30GHz)
・Core i3-6100U(2.30GHz)
VAIO S15 VJS1511
・Core i7-6700HQ(2.60GHz)
・Core i5-6300HQ(2.30GHz)
・Core i3-6100H(2.70GHz)
VAIO Z フリップモデル VJZ13B1
・Core i7-6567U(3.30GHz)(TDP 28W)
・Core i5-6267U(2.90GHz)(TDP 28W)
VAIO Z クラムシェルモデル VJZ1311
・Core i7-6567U(3.30GHz)(TDP 28W)
・Core i5-6267U(2.90GHz)(TDP 28W)
VAIO Z Canvas VJZ12A1
・Core i7-4770HQ (2.20GHz)(TDP47W)
CPUの中には2コアと4コアのものがあって、やはり2よりも4の方が良いです。
VAIOのラインナップ内では、VAIO S15とVAIO Z Canvasが4コアのCPU(HQ)を搭載できます。
さらに重要な要素で、Core i7-6567U(3.30GHz)
この赤いところの数字。クロック数と言います。
処理速度を表す数値です。数値が大きいほうが高性能です。
ひとつ注意したいのは、Core i5とCore i7に搭載されているターボブースト機能です。
Core i3のほうがクロック数が高い場合がありますが、正確に比べるにはCore i5とCore i7のターボブースト時のクロック数も見なければいけません。
ターボブースト時の値で比べてみると、Core i7、Core i5、Core i3の順になるのがわかると思います。
VAIO S11は2017年9月に新モデル(2017年秋モデル)が発表されました。これまでのS11を強化し「新たなLTE」を搭載した話題のモデルになっています。最新モデルはソニーストアで販売中。
2016/09/20
VAIO S11は2017年9月に新モデル(2017年秋モデル)が発表されました。これまでのS11を強化し「新たなLTE」を搭載した話題のモデルになっています。最新モデルはソニーストアで販売中。