VAIO C15カスタマイズ購入徹底ガイド
ソニーの直販サイト「ソニーストア」を利用すると、購入するVAIOのパーツを選ぶことができます。
用途に応じてパーツや延長保証の選択を最適化できるので、結果としてお得に購入することができます。
VAIO C15はかなり安価でお求めできるモデルでオシャレなデザインのVAIOです。
今回はVAIO C15のカスタマイズポイントを紹介していきます。
この記事はVAIO C15のパーツ選択などの購入に特化した記事です。
VAIO C15に関するレビューは
「VAIOに新モデルがキター!デザインで魅せたい方にピッタリなVAIO C15」
をご覧ください。
目次
VAIO C15のカスタマイズポイントとは?
VAIO C15はVAIOの中でも安価に求めることができるシリーズです。
特徴としては、過度なスペックを求めていないライトユーザーやパソコン初心者の方でも気軽に購入できるパーツ構成になっています。
上の画像はプロセッサー+ディスプレイの組み合わせ項目です。
今までのシリーズとは違って、Core i3までしかラインナップにありませんね。
Core i7やi5という上位CPUを選択できないので、軽めの構成で価格も抑えて購入できるVAIOです。
特別な記載がない限り、価格はすべて税別表記です。価格改定やキャンペーンなどで、当ページに記載している価格と、ソニーストアの購入ページで価格が違う場合があります。
正確な価格や最新のキャンペーンなどについては、ソニーストアの製品情報ページまたは各購入ページでご確認ください。
VAIO C15主要パーツの選び方
VAIO C15を購入してからの用途によって、基本スペックを決定しましょう。
VAIO C15は、CPUと液晶ディスプレイの解像度がセットになっています。
フルHD(1920×1080)とWXGA(1366×768)で、作業量にも美しさにも差がつきます。
液晶ディスプレイの解像度を決定すると、CPUも決まってくるのでパーツ選びがはかどります。
VAIO C15で選べるCPUの種類
VAIO C15で選択できるCPUは2種類です。
- Core i3-5005U
- Celeron-3215U
上から順に性能が高いCPUになります。
VAIO C15のCPUは2014年にインテルが発表した「Broadwell」と呼ばれる第5世代プロセッサーです。
VAIO C15で選択できるCPUの基本性能は以下のとおりです。
CPU | Core i3-5005U | Celeron-3215U |
---|---|---|
クロック数 | 2.0GHz | 1.7GHz |
キャッシュ | 3MB | 2MB |
コア数 | 2 | 2 |
スレッド数 | 4 | 2 |
クロック数
クロック数は基本的な計算能力を示しています。
数字が大きいほうが計算能力が高い、つまり処理速度が早いです。
VAIO C15は2通りのCPUしかないので、CeleronよりはCore i3を搭載しておきたいです。
キャッシュ
超高速な記憶領域の事をキャッシュと言います。
キャッシュのイメージとしては、人間でいうところの短期記憶です。
頭の中ですべて処理できれば早いのと同じで、キャッシュが多ければ処理速度も上がります。
キャッシュがリッチなほうが良いのは、人もCPUも同じです(笑)
コア数とスレッド数
VAIO C15に搭載できるCPUは、どちらもコア数が2です。
スレッド数はCore i3が4に対してCeleronは2です。
CPUを事務所に例えると、作業する人数に相当するのがコア数。
事務所で同時に行える作業数がスレッド数になります。
Core i3-5005U事務所には2人いて、4つの仕事を同時進行できます。
Celeron-3215U事務所には2人いて、2つの仕事を同時進行できます。
VAIO C15に搭載できるCPUは、コア数とスレッド数に違いがあるので、同時に処理を行ったときにCeleronでは、負担をかける事になってしまいます。
Core i3の方が処理に余裕があります。
どのCPUを選ぶのが良いか?
VAIO C15はCore i3かCeleronの2択なので、言いまずが断然Core i3を搭載するべきです。
VAIO C15は大画面ノートなので、書類作成やOffice利用に相性が良いモデルです。
そんなときでもCeleronよりはCore i3の方が安定感もあって使いやすいです。
コア数とスレッド数にも書いていますが、同時に処理できる能力も違うのでCore i3がオススメです。
コラム1.接客時にオススメするCPUやパーツの難しさ
VAIOのカスタマイズの相談に乗るとき、結構迷うのはCPUです。
予算がある程度決まっていて、使い方はOffice利用とインターネット、メールという場合です。
正直に言えば、ストレージがSSDの機種ならCore i3でも問題ないです。
ただ「Core i5のほうが良いかな・・・」と悩むラインでもあります。
これは「売上単価を上げたいから」とかそういった問題ではなく(笑)、単純に用途や性能、将来性の問題です。
実際、自分で購入するなら少し頑張ってCore i5かCore i7を選びます。
他にどういうソフトや使い方をするのかすべてを把握できるわけでは無いので、性能の良いCore i5をオススメする方が、オススメする側としても安心できるという思いもあります。
同じように、メモリーは8GBをオススメしています。
4GBだと一時的に足りなくなったときに動作がとても重くなることがあるからです。
また、将来的に4GBでは足りなくなってくる可能性が高いのではと思っています。
Windows98のころはストレージが4GBとかだったのに・・・(いつの話だ)。
CPUと液晶ディスプレイの組み合わせ
VAIO C15はCPUと液晶ディスプレイの解像度をセットで選択する仕組みになっています。
VAIO C15パーツ価格 | Core i3-5005U | Celeron-3215U |
---|---|---|
15.5型ワイド フルHD(1920×1080ドット) | +27,000円(*1) | × |
15.5型ワイド WXGA(1366×768ドット) | +20,000円(*1) | × |
15.5型ワイド WXGA(1366×768ドット) | × | +0円 |
(*1)Celeron-3215U + 15.5型ワイド WXGA(1366×768ドット)との価格差。
これがCPUと液晶ディスプレイの解像度の組み合わせです。
Core i3はフルHDとWXGAの両方から選択できますが、情報量の多さや美しさからフルHDを選択する事をオススメします。
フルHDを選択すれば、Core i3が搭載されるので動作的にもCeleronより安定して使っていけます。
15.5インチの大画面を活かせるCore i3 + フルHDの組み合わせが最良の選択です。
メモリーを選ぶ
ファイルを上書きする前に、パソコンがフリーズして、泣く泣く再起動したら、案の定作業がやり直しになるなんていうのはよくありませんか?
ストレージに保存される前のデータがある場所がメモリーです。
メモリー上のデータは電源が消えると消えてしまうので、必要なデータはストレージに保存する(ファイルに保存する)必要があります。
このメモリーは一時的にデータを置いておく場所です。
搭載量が大きいと作業効率が上がり、動作速度はあがります。
メモリーを大きく利用するのが、動画関係です。
動画を視聴するときと、動画を編集するときにメモリーを大量に使います。
動画編集時のほうがメモリー使用量が大きいです。
動画の長さや画質、編集内容にもよりますが、数百MB~数GBのメモリーを使います。
メモリー選択の目安
メモリー8GB
- 気づいたらブラウザのタブが31個とかになってる人(コラム2参照)
- ソフトを一度に複数開いて同時に作業する
- とりあえず中くらいで
一般的な使い方なら、8GBあればメモリー不足で困るということはほぼないです。
メモリー4GB
- ネットで調べもの、動画視聴、メールくらい
- 最低でも4GBないとストレスたまります
VAIO C15は搭載可能メモリーは最大8GBです。
メモリー容量 | 価格 |
---|---|
8GB(4GB×2) | +5,000円(*2) |
4GB(4GB×1) | +0円(*2) |
(*2)メモリー4GBとの価格差。
コラム2.現在のメモリー使用量レポート
現在この記事を書いているVAIO Duo 13には8GBのメモリーが搭載されています。
- Chrome(ウェブブラウザ)
- Firefox(ウェブブラウザ)
- Excel(表計算ソフト)
- テキストエディタ
上記がタスクバーに表示されているソフトで、バックグラウンドでいくつかのソフトが動いています。
ブラウザ2つの開いているタブを数えたら、合計31個でした・・・(開きすぎ)。
その状態で現在約4.1GB使用しています。
つまり、メモリー4GBで同じような使い方をしようとすると、どこかのタイミングで処理が重くなるわけです。
搭載されているメモリーが8GBだから普通にサクサク動いています。
ストレージの種類
VAIO C15に搭載できるストレージは
- ハイブリットHDD
- HDD(ハードディスク)
の2種類から選択できます。
SSDは選択肢にありません。
ハイブリッドHDDというのは、基本はHDDですが、少しフラッシュメモリーを搭載することで、起動時やよく使うアプリを高速化したものです。
このハイブリットになるだけでもパソコンやソフトを起動するときの体感速度が全く違います。
ストレージ価格 | ハイブリットHDD | HDD |
---|---|---|
1TB | +7,000円(*2) | +5,000円(*2) |
500GB | なし | +0円 |
(*2)HDD500GBとの価格差。
標準では500GBのHDDが搭載されています。
容量を2倍の1TBに変更して+5,000円で、そこからさらに+2,000円でハイブリットHDDへ変更できます。
容量が多いのもありがたいですが、HDDとハイブリットHDDを速度で比べてみてもハイブリットHDDを搭載させることをオススメします。
HDDから乗り換えた方なら、パソコンの起動と終了をものすごく速いと実感できるはずです。
VAIO S13のOS・カラー・タッチパネルなどの選択
VAIO S13のOSは3種類から選べます。
- Windows 10 Home(64bit)
- Windows 10 Pro(64bit)
- Windows 7 Pro SP1(64bit)
OSを選ぶ時に気になるのは、まず「Windows10は大丈夫(?)なのか?」
そして「HomeとProの違い」だと思います。
Windows10かWindows7か
基本的にはWindows10を選んで問題ありません。
今まで使っていたソフトで絶対に必要なソフトがあるけれど、Windows10に対応していない場合などは、Windows7 Proを選択されるのが良いと思います。
Windows10でも動く可能性はありますが、もちろん動かないこともあるので注意ください。
HomeかProか
Homeは一番普通のバージョンになります。
Proは、ビジネス向け、個人事業主・中小企業向けの機能が追加されたバージョンです。
外部から操作できるリモートデスクトップ機能や、仮想化技術、暗号化機能などが追加されています。
量販店などに並んでいるパソコンのOSはほとんどがHomeです。
会社や取引先からProを利用するように言われているような場合以外は、Homeを選んで問題ないです。
VAIO S13 | 価格 |
---|---|
Windows 10 Home | +0円 |
Windows 10 Pro | +5,000円 |
Windows 7 Professional | +7,000円 |
コラム3.Windows10が悪者扱いされる理由
「Windows10にはしないほうが良い」というようなことを知り合いから聞いた方もけっこういるかもしれません。
あまり評判が良くない大きな理由は、Windows7やWindows8.1からアップデートしたときに、不具合が多かったからだと思います。
Windows7、Windows8.1のユーザーは期間限定でWindows10に無料アップデートできました。
ただ、パソコンには各メーカーのソフトやドライバーが入っているため、それらのソフトをちゃんとWindows10向けに更新してからWindows10にアップデートしないと挙動がおかしくなることが多かったのです。
実際、お客様のパソコンのリカバリー作業をいくつかやりました・・・。
初めからWindows10が搭載されているパソコンの場合、そういった心配はないので、安心して使えます。
もちろん、OSが変わることで、画面の見た目や操作方法が一部変わります。
新しい操作方法などに少し慣れる必要はあるかもしれませんが、個人的には、Windows10は比較的使いやすいOSだと思っています。
Windows10の使い勝手の評判と、Windows10のアップデート時のトラブルの話題は切り離して考えましょう。
カラーリングとディスプレイ
カラーリング
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VAIO C15はオシャレな組み合わせの4デザインを展開しています。
※イエロー/ブラックは2016年9月現在は発売延期しています。
どのカラーを選択しても価格は変わりません。
Officeについて
文章、家計簿、ポスター、プレゼンなどなど様々なところで使うマイクロソフトのOffice(オフィス)。
どのパッケージを買えばいいか、いまいちよくわからないオフィスでしたが、
最近(といっても1年以上前ですが)「Premium」とか「Office365サービス」なんていうのも追加され、
分からない人にはより分からなくなってしまいました。
順番に解説していきます。
Personal?Home and Business?Professional?どれを買えば良い?
Officeには、3つのパッケージがあります。
- Personal(パーソナル)
- Home and Business(ホームアンドビジネス)
- Professional(プロフェッショナル)
それぞれのパッケージに含まれている主要なソフトを表にまとめました。
Office | 種類 | Personal | Home and Business | Professional |
---|---|---|---|---|
Word(ワード) | 文章作成 | ○ | ○ | ○ |
Excel(エクセル) | 表計算 | ○ | ○ | ○ |
Outlook(アウトルック) | メール管理 | ○ | ○ | ○ |
PowerPoint(パワーポイント) | プレゼン作成 | × | ○ | ○ |
Access(アクセス) | データベース | × | × | ○ |
どのパッケージもワード、エクセル、アウトルックは標準搭載されています。
パワーポイントが必要ならHome and Business。
アクセスも必要ならProfessionalを選びましょう。
例えば、後から「Access」が必要になっても「Access」単体で購入してインストールすれば利用できます。
ただ、パッケージで購入するよりも単体でそろえるほうが少し費用は高くなります。
Office PremiumとOffice2016について
今までのOfficeは、例えば、Office2013を買ったら、Office2016が登場してもOfficeのバージョンは2013のままでした。
当たり前ですよね?
しかし、Premium(プレミアム)は、常に最新バージョンにアップデートされるパッケージになっています。
Premium搭載のパソコンを購入すると、Officeのアップデートの費用は無料です(パソコンを買い替えたときに権利を移すことはできません)。
Premiumを選ぶメリットとしては、常に最新バージョンのOfficeが使えることと、1年分のOffice365サービスが実質無料で付いてくる点です。
デメリットとしては、新しいバージョンにアップデートされたときに使い勝手が変わる可能性があることですね。
Office 2016は今まで通り、新しいOfficeが登場したときもOffice 2016のままです。
Office Premiumは、初めからパソコンに搭載されているプレインストール版になります。
Office Premiumを使用したい場合は、購入時に選択しましょう。
Premiumに付属してくるOffice365サービスについて
Office365には次の3つのサービスが含まれています。
- Skypeから固定電話または携帯電話へ通話が毎月60分無料
- OneDriveの容量 1TB追加
- 2台のタブレット(iPadおよびAndroidタブレットを含む)またはスマートフォンで、Officeを利用可能
Office365単体での購入もできますが、Premiumを購入すると、1年分無料でついてきます。
Office365は1年毎に更新するサービスなので、必要ない場合は更新しなければお金はかかりません。
Skypeの無料通話やOneDriveの追加容量、モバイル端末でのOffice利用など、使う人にはとても便利なサービスです。
必要な人にはPremiumを選択する理由になります。
必要ない人はOffice365については考えなくても良いと思います。
Premiumか通常版(Office2016)を選ぶ。
PremiumにはOffice365というサービスの1年利用権がついてくる。
延長保証などのサポート
VAIO購入時に様々な延長保証やサポートを選択できます。
初期設定・プリンターの設定などに不安がある方は訪問パックも選択できます。
機種購入時に加入できるVAIOの延長保証などのサポートについてまとめました。
VAIO C15
VAIO C15ならCore i3は搭載させたい
VAIO C15のパーツ構成をするときに思ったのは、CPUの選択についてです。
VAIO C15の場合、メインで考えるポイントです。
やはり、Celeronと比較してみても長い目で見ればCore i3の方が動作も安定しやすくて使いやすいです。
出来ればフルHDとの組み合わせが最高です。
VAIO C15はスタート価格が66,800円+税~なので、10万円までにCore i3とハイブリットHDDを搭載することも可能です。
15.5型ワイド液晶を搭載したオールインワンモデルのVAIO。それがVAIO C15。幅広のボディを活かし、キーボード横にテンキーを搭載。さらにDVD(ブルーレイ)ドライブも内蔵。これ一台であらゆる作業がカバーできます。最新モデルはSONYストアで販売中。
2016/09/30
15.5型ワイド液晶を搭載したオールインワンモデルのVAIO。それがVAIO C15。幅広のボディを活かし、キーボード横にテンキーを搭載。さらにDVD(ブルーレイ)ドライブも内蔵。これ一台であらゆる作業がカバーできます。最新モデルはSONYストアで販売中。