VAIO S11次期モデルの発表時期予想(願望)と考察。【2016年11月ver】
現行モデルが登場してからだいたい1年が経とうとしているVAIO S11。
LTE搭載機種として注目を集めました。
そろそろ新機種が出てきてもおかしくないのではないかということで、発表時期等の予想をしてみました。
まずは過去のデータを見ていきます。
目次
VAIO S11の系譜
VAIO S11のひとつ前のモデルは、VAIO Pro11です。
そのVAIO Pro11はソニー時代からあるモデルで、2013年夏モデルが初代になります。
初代VAIO Pro11からVAIO S11の発表時期を並べると次のようになります。
- VAIO Pro11 2013年夏モデル 2013年6月発売
- VAIO Pro11 2013年秋冬モデル 2013年10月発売
- VAIO Pro11 2014年春モデル 2014年2月発売
- VAIO Pro11(VAIO社初代) 2014年7月発売
- VAIO S11 2015年12月発売
「VAIO S11」2015年冬モデル!買いたい人が最後に見るレビュー
ソニー時代はだいたい1年に4回マイナーチェンジが行われていましたね。
マイナーチェンジとはいえ、どんどん進化していたので、買う時期も難しかったですが(笑)
VAIO Pro11からVAIO S11登場までの間隔はだいたい1年半です。
会社の規模や方針もソニー時代から変化したこともあり、モデルチェンジの回数は減りましたね。
おそらく、1回のマイナーチェンジでも結構なコストがかかるのでしょう(在庫や生産ラインなど(?))。
ではどういうときに次のモデルがでるのかを考えてみたのですが、CPUの進化がひとつのカギになっているのではないかと思いつきました。
インテルのCPU開発
VAIOをはじめ、パソコンに搭載されるプロセッサーといったら「Intel」ですね。
ノートパソコンでは、IntelのCore iシリーズが搭載されているものがほとんどです。
現行VAIOのほとんどでは、第6世代Core iシリーズ、通称「Skylake(スカイレイク)」を搭載できます。
CPUの性能を向上させるとはどういうことか?
CPUは、同じ面積の基盤の上により多くのトランジスタを配置できるようになれば高性能化されます。
指標はプロセスルールと呼ばれる数値です。
プロセスルールは最小加工寸法を表しています。
厳密には違うようなのですが、難しそうだったのでそういう風に理解しています。
加工の単位が小さくなればなるほどたくさん敷き詰められるようになるので、性能が向上するわけです。
ちなみに「Skylake」のプロセスルールは14nm。ミリではなくナノメートルです!
nm(ナノメートル)はmm(ミリメートル)の下のµm(マイクロメートル)の下の単位です。
メートルに直すと、0.000 000 001mです。
ちなみに最近話題のピコ太郎の「ピコ」の上の単位になります。
IntelのTICK-TOCK戦略
Intelの開発スケジュールは、時計の針になぞらえてTICK-TOCK(チクタク)と呼ばれています。
TICKでプロセスルールを微細化し性能向上、TOCKで最適化などによって性能向上という風に進んできたわけです。
現在の14nmは第5世代「Broadwell(ブロードウェル)」から導入されたため、第6世代「Skylake」は「TOCK」に当たります。
とすると、次はTICKなので、プロセスルールの微細化が行われると思いきや、第7世代「Kaby Lake」も14nmのままとなりました。
微細化もそろそろ限界が近いと言われていて「TICK TOCK TOCK」と3ステップ(もしくはそれ以上)での開発に変更となったわけです。
開発中の第8(?)世代「Cannonlake」でプロセスルールが10nmになる予定のようです。
Intel Core iシリーズの開発スケジュール
登場年 | TICK-TOCK | プロセスルール | 世代 | マイクロアーキテクチャー |
---|---|---|---|---|
~2010年 | TICK | 45nm,32nm | 第1世代 | Nehalem |
2011年1月ごろ | TOCK | 32nm | 第2世代 | Sandy Bridge |
2012年4月ごろ | TICK | 22nm | 第3世代 | Ivy Bridge |
2013年6月ごろ | TOCK | 22nm | 第4世代 | Haswell |
2015年1月ごろ | TICK | 14nm | 第5世代 | Broadwell |
2015年9月ごろ | TOCK | 14nm | 第6世代 | Skylake |
2016年8月ごろ(*1) | TOCK | 14nm | 第7世代 | Kaby Lake |
2017年年末(?) | TICK | 10nm | 第8世代 | Cannonlake |
(*1)Uプロセッサー(超低消費電力版),Yプロセッサー(極低消費電力版)のみ。デスクトップ向けなどは2017年1月発表予定とのこと。
Intel、Kaby Lakeこと第7世代Coreプロセッサを正式発表 ~Skylakeからビデオエンジンが強化 - PC Watch
おおよそ1年に1度モデルチェンジが行われており、だいたい2年に1度くらいのペースでプロセスルールが微細化されていたのがわかります。
過去のVAIO S11系統の機種と搭載されていたCPUの世代を調べてみる
発売年月 | 機種 | 搭載CPU |
---|---|---|
2013年6月発売 | VAIO Pro11 2013年夏モデル | Haswell(第4世代) |
2013年10月発売 | VAIO Pro11 2013年秋冬モデル | Haswell(第4世代) |
2014年2月発売 | VAIO Pro11 2014年春モデル | Haswell(第4世代) |
2014年7月発売 | VAIO Pro11(VAIO社初代) | Haswell(第4世代) |
2015年12月発売 | VAIO S11 | Skylake(第6世代) |
VAIO Pro11とVAIO S11の間は1年5ヵ月あいています。
VAIOとして独立した直後で、開発方針の決定、組織や製造工程の見直し、パーツの確保など大変だったんじゃないかと勝手に想像しています。
新しいCPUが登場すると、基本的には新しいCPUを搭載していますね。
つまりVAIO S11の次期モデルがでるとすれば、Kaby Lakeを搭載しているはずです。
開発期間の問題はありますが、去年のことを考えると次のVAIO S11が12月ごろに登場してもおかしくはありません。
過去の新VAIOの日と曜日をまとめると・・・
機種 | 発売日と曜日 |
VAIO Z(2015年モデル) | 2015年2月16日(月) |
VAIO Fit15mk2 | 2015年4月23日(木) |
VAIO Z Canvas | 2015年5月29日(金) |
VAIO Pro13mk2 | 2015年6月11日(木) |
VAIO S11 | 2015年12月18日(金) |
VAIO S13 | 2016年2月5日(金) |
VAIO S15 | 2016年2月5日(金) |
VAIO Z(2016年モデル) | 2016年2月26日(金) |
VAIO C15 | 2016年7月26日(火) |
曜日としては(木)、(金)が多いですね。
月としては2月が多いです。
ビジネス向けのモデル(Zシリーズ,Sシリーズなど)は、決算(3月末や9月末)の前に発売しておきたいのではないかと思います。
特に4月は新入社員が入社するということもありますし、会社に導入するPCの選定や新入社員の準備などの期間を考えると2月なのかなと思ったりします。
いまや法人向け事業はVAIOの主力ですからね。十分関係あると想像します。
VAIO S11の次期モデルの発売予想(願望)!
いろいろなデータを見てきましたが、次期モデル(2016年モデルor2017年モデル)のVAIO S11の発売時期の予想(願望)を発表したいと思います!
ずばり2016年12月16日(金)と予想します!
考えれば考えるほどわからなくなったので、1周回ってシンプルに去年と同じパターンに戻ってきました。
考えたこと
CPUの発表時期との関係から考えると、2015年12月発売モデルのVAIO S11(現行)が新CPUの発表からだいたい3ヵ月後だったことから、同じパターンで2016年12月のクリスマス前かなと思いました。
ちなみに、Skylakeは8月発表なんですが、8月末だったので、ほぼ9月と考えてます。
ただ、現在キャッシュバックキャンペーン中(2017年1月16日まで)なんですよね・・・。これが悩ましいです。
キャッシュバックキャンペーン中に新製品を登場させるでしょうか??・・・難しいです。わかりません(笑)
キャッシュバックキャンペーン終了後で考えると、2017年1月27日(金)とかかなと考えてます(なんとなく大安だったので)。
さらに考えると、2月はアツイ月です。
2015年はVAIO Z。2016年はVAIO Z、VAIO S13、VAIO S15と発売されています。
仮にVAIO S13などが2月に登場するとして、同時に発表するのって結構ありそうですよね。
しかし、第7世代「Kaby Lake」は、まだCore i7-7500UなどのUプロセッサー(超低消費電力版)とYプロセッサー(極低消費電力版)のみが発表されているだけです。
VAIO Zに搭載されるであろうTDP28WのUプロセッサーやVAIO S15に搭載できるであろうクアッドコアのCPUは発表されていません。2017年1月発表という話です。
VAIO ZとVAIO S15は例えば4月以降なのではないかと思います(早ければ早いだけうれしいですが)。
1月発表のCPUを搭載したモバイルノートを2月に発売できるなら(事前に新CPUが供給されるなど)とてもうれしいのですが、外部からはさっぱりわかりません。
現在発表されている「Kaby Lake」のUプロセッサーラインは、従来通りで考えれば、VAIO S11とVAIO S13に搭載されると考えられます。
なので、2月にVAIO S13発売の可能性は十分あると思います。
ということで、2月にVAIO S11とVAIO S13の同時発表パターンもあるなと思ったのですが・・・。
この前13インチのMacbook Proが発売されたことを考えると、VAIO S13の次期モデルの発表はもっと早くても良いかもしれません。
可能ならクリスマス商戦に間に合わせたい気もします(お前は誰だ)。
キャッシュバックキャンペーン問題はありますが、VAIO S11とVAIO S13を12月のクリスマス前に発表が一番面白いかなと思いました。
VAIO S11発売日予想まとめ
考えれば考えるほど、わからなくなったので、競馬新聞風にまとめてみました。
もはや発売「日」ではなかったりもしますが大目に見てください(笑)
予想日 | 本紙予想 | 寸評 |
2016年11月 | ▲ | 一発アリ |
2016年12月16日(金) | ◎ | 去年と同じパターンで |
2017年1月27日(金) | ○ | キャッシュバックキャンペーン後に |
2017年2月 | △ | 2月はアツイ |
2017年3月 | - | 決算月と新入社員の準備を考えると |
2017年4月 | - | ここまでには欲しい |
2017年4月以降 | - | さびしい |
予想の前提
「1年に1回はマイナーチェンジ(またはモデルチェンジ)すると良いなー」というところから記事を書いています(笑)
VAIO S11がそういうような開発スケジュールではなかったら、そもそもの前提が違うので、まったく外れます!ご注意ください。
新機種でると良いなと思いますし、CPUを第7世代に変えるだけでもパフォーマンス的には意味があると思います。
自分はパソコン製造にかかわったことがないので、素人目には「CPU乗せ換えるだけなんだから比較的簡単そう」とか思ってしまいますが、よく考えるとハードやソフトを最適化するためのチューニングなどがあるのかもしれませんね(よくわかってない)。
2016年12月verの予想記事もあります。
VAIO S11に追加されたら良さそうな機能
USB Power Delivery
VAIO S11にはUSB Type-Cが搭載されています。
伝送速度などにすぐれるため、ハブを使えば1本で複数機器と接続可能です。
VAIO S11からは、デスクトップPCを持ち歩く(もしくはモバイルPCをデスクトップのように使う)というような目標地点・ゴールを感じるのですが、そのゴールのためにはUSB PD(Power Delivery)があるとより便利だと思います。
現行のVAIO S11にはUSB PD機能はありません。
USB PDを簡単に説明すると、USB給電機能をパワーアップしたものです。
接続機器ごとの電源コードが必要なくなります。
USB超入門(2)USB Power Deliveryとは?[RATOC]
追記:2016年11月15日に新色「ピンク」登場!
2016年11月15日にVAIO S11に新色のピンクが登場しました。
他にもVAIO Zに第三世代ハイスピードプロSSDが搭載できるようになったりしています。
今回の発表を「秋冬モデル」としてとらえた場合、次期モデルは年が明けたキャッシュバックキャンペーン後かなと想像しています。
となるとVAIO S11は2月??そして、今回何も発表がなかったVAIO S13のほうがにわかに怪しくなってきた印象を受けています。
VAIO S11は2017年9月に新モデル(2017年秋モデル)が発表されました。これまでのS11を強化し「新たなLTE」を搭載した話題のモデルになっています。最新モデルはソニーストアで販売中。
2017/01/05
VAIO S11は2017年9月に新モデル(2017年秋モデル)が発表されました。これまでのS11を強化し「新たなLTE」を搭載した話題のモデルになっています。最新モデルはソニーストアで販売中。