VAIOの現行モデルの比較と買い時について【2018年5月現在】
昨年(2017年)にVAIO Sライン(S11・S13・S15)の新モデルが発表され、今年の1月にはS11とS13には漆黒のデザインをまとった「オールブラックエディション」をラインナップしていました。
VAIO S13
VAIO S11のデザイン変更やVAIO S13にLTEが搭載されたり、VAIO Zに並ぶほどの基本スペックの向上が実施されています。
モバイルPCを選ぶなら、VAIOにはSシリーズやZシリーズといった高性能なモバイルPCが揃っていますが、VAIO Zに関しては現行モデルのデザインが2016年2月に発表してから約2年3か月は、特にフルモデルチェンジしていません。
画像左:VAIO Z クラムシェルモデル / 画像右:VAIO Z フリップモデル
パーツ(CPUやSSD)に最新のモデルを搭載したり、VAIOブランド設立20周年を記念した特別カラーのモデルなども発売しています。
以下参考記事です。
そろそろ待ちに待った新モデルの発表もあるかもしれませんし、まだこのまま継続して販売されるかもしれません。
もちろん、新製品が出るのを待って購入に踏み切る方もいますし、今どうしてもモバイルPCが欲しいという方もいると思います。
今回は、2018年5月現在でラインナップされている【VAIO全モデルのスペック比較】と【買い時について(予想含まれます)】まとめていきます。
VAIOのスペック比較
以前にもVAIOのまとめ記事は作成していますが、その後新しいCPUやSSDが搭載できるようになりましたので、表で各シリーズのスペックをまとめていきます。
スペック重視の比較になりますので、主にCPUやストレージなどパソコン動作につながる部分の比較です。
各モデル搭載可能CPU一覧
モデル名 | 搭載可能CPU |
---|---|
VAIO S11 |
・Core i7-8550U(1.80GHz)(VAIO TruePerformance) ・Core i5-8250U(1.60GHz)(VAIO TruePerformance) ・Core i3-7100U(2.40GHz) ・Celeron-3865U(1.80GHz) |
VAIO S11 ALL BLACK Edition |
・Core i7-8550U(1.80GHz)(VAIO TruePerformance) |
VAIO S13 |
・Core i7-8550U(1.80GHz)(VAIO TruePerformance) ・Core i5-8250U(1.60GHz)(VAIO TruePerformance) ・Core i3-7100U(2.40GHz) ・Celeron-3865U(1.80GHz) |
VAIO S13 ALL BLACK Edition |
・Core i7-8550U(1.80GHz)(VAIO TruePerformance) |
VAIO S15 |
・Core i7-7700HQ(2.80GHz) ・Core i5-7300HQ(2.50GHz) ・Core i3-7100H(3GHz) |
VAIO C15 |
・Core i3-5005U(2GHz) ・Celeron-3215U(1.70GHz) |
VAIO Z フリップモデル |
・Core i7-6567U(3.30GHz) ・Core i5-6267U(2.90GHz) |
VAIO Z クラムシェルモデル |
・Core i7-6567U(3.30GHz) ・Core i5-6267U(2.90GHz) |
上記が現行モデルでそれぞれ選択できるCPUになっています。
この中で4コア(クアッド)のものは、(VAIO TruePerformance)と表記があるもの、VAIO S15で選択できる数字の後に「HQ」と記されたものです。
ちなみに、VAIO Z フリップ/クラムシェルで選択することができるCPUは2コア(デュアルコア)です。
S11とS13では、昨年のモデルチェンジから4コアCPU搭載が可能になっています。
現行モデルのCPUでは、やはり新型になったVAIO S11とS13がより良いCPUを搭載できるようになっています。
VAIO Zも今後の展開は、4コア(クアッド)のCPUを搭載させるタイミングに注目です。
ただ4コアじゃなければスペック的に低いのか?と言われると一概には言い切れません。
現行のVAIO Zで搭載できるCPUは2コア(デュアルコア)ですが、かなり処理速度の速い上位CPUのため、体感的な話では4コアのCPUと大差ないと思います。
2018年5月現在では、ハイスペックなCPUの選択肢もありますし、コストを抑えたいならば、CeleronやCore i3などの選択肢もありしっかりと差別化できていると思います。
では続いてはストレージについてです。
各モデル搭載可能ストレージ一覧
モデル名 | 搭載可能ストレージ(容量) |
---|---|
VAIO S11 |
・第三世代ハイスピードプロSSD (1TB) ・第三世代ハイスピードプロSSD (512GB) ・第三世代ハイスピードSSD (256GB) ・SATA SSD (256GB) ・SATA SSD (128GB) |
VAIO S11 ALL BLACK Edition |
・第三世代ハイスピードプロSSD (1TB) ・第三世代ハイスピードプロSSD (512GB) ・第三世代ハイスピードSSD (256GB) |
VAIO S13 |
・第三世代ハイスピードプロSSD (1TB) ・第三世代ハイスピードプロSSD (512GB) ・第三世代ハイスピードSSD (256GB) ・SATA SSD (256GB) ・SATA SSD (128GB) |
VAIO S13 ALL BLACK Edition |
・第三世代ハイスピードプロSSD (1TB) ・第三世代ハイスピードプロSSD (512GB) ・第三世代ハイスピードSSD (256GB) |
VAIO S15 | HDD ・ハイブリッドHDD (1TB) ・HDD (1TB) ・HDD (500GB) ・なし SSD ・第三世代ハイスピードプロSSD (1TB) ・第三世代ハイスピードプロSSD (512GB) ・第三世代ハイスピードSSD (256GB) ・SATA SSD (256GB) ・SATA SSD (128GB) ・なし |
VAIO C15 | HDD ・ハイブリッドHDD (1TB) ・HDD (1TB) ・HDD (500GB) |
VAIO Z フリップモデル |
・第三世代ハイスピードプロSSD(NVMe対応) (1TB) ・第三世代ハイスピードプロSSD(NVMe対応) (512GB) ・第三世代ハイスピードプロSSD(NVMe対応) (256GB) ・第三世代ハイスピードプロSSD(NVMe対応) (128GB) ・第二世代ハイスピードSSD(NVMe)(512GB) ・第二世代ハイスピードSSD(NVMe)(256GB) ・第二世代ハイスピードSSD(NVMe)(128GB) |
VAIO Z クラムシェルモデル |
・第三世代ハイスピードプロSSD(NVMe対応) (1TB) ・第三世代ハイスピードプロSSD(NVMe対応) (512GB) ・第三世代ハイスピードプロSSD(NVMe対応) (256GB) ・第三世代ハイスピードプロSSD(NVMe対応) (128GB) ・第二世代ハイスピードSSD (512GB) ・第二世代ハイスピードSSD (256GB) ・第二世代ハイスピードSSD (128GB) |
各シリーズで選択できるストレージは以上のようになっています。
ストレージに関しては現行では、VAIO Zフリップモデル/クラムシェルモデルがVAIO最速仕様になっています。
VAIO S11とVAIO 13も第三世代ハイスピードプロSSDを最大1TBまで搭載が可能になりました。
S15のHDDとSDDをダブルで搭載できる仕様もスペックとコストのバランス調整には最適なプランだと言えます。
ストレージは、VAIO Zシリーズが過去何度も最速仕様をさきがけで搭載してきています。
現在のストレージを選択できるようになったのは、約1年半ほど前なので、そろそろ何か変化が起こっても良い時期ではないでしょうか?
スペックから見た買い時診断
CPUとストレージを比較して現行モデルが今買い時なのかどうかをまとめます。
そしてその話の中心は、VAIO SシリーズとVAIO Z フリップ/クラムシェルモデルです。
やはりVAIOのラインナップから見てもモバイルPCとしての利便性+アルファのモデル造りを意識していると感じています。
VAIO Sシリーズは昨年の9月に新モデルとしてCPUや搭載ストレージの強化が行われていますし、プレミアムな印象の「オールブラックエディション」も人気がありますので、個人的に思う買い時は「期間限定のキャンペーン」を注目してみると良いと思います。
ちなみにこの記事を書いている時のキャンペーンはSシリーズでは、プロセッサーアップグレードキャンペーンで上位プロセッサーを万単位でお得に購入することができます。
このキャンペーンですが、締め切り期間が2か月ぐらい延長していますので、VAIO Sシリーズの場合の買い時は「今」でも良いと思います。
VAIO Zフリップ/クラムシェルモデルは、スペックにとてもこだわって購入したいのであれば、もうしばらくVAIOの動向を見ても良いと思います。
現状では、1年以上前に新搭載できるようになったストレージを除けば、割と古いというイメージを持たれた方もいると思います。
どうせスペックを重視した選択をしたいなら、新モデルを待つことも手だと思います。
そしてコストから考えた選択肢として考えるなら、今は買い時だと思います。
記事を書いているときは、Z フリップモデルは通常の構成が7万円ほど安くなっていますので、コストを抑えてVAIO Z フリップモデルを購入することもチャンスだと思います。
スペックから見ても7万円も引いて購入できるのは、すごくおすすめです。
VAIO S13と比べてみても、129,800 円+税~は破格と言えます。
-VAIO Z フリップモデル / クラムシェルモデル-

タブレットのように使えるVAIO Z フリップモデル 。ディスプレイはタッチパネル対応。Windows10の標準機能「タブレットモード」に切り替えることで、ノートPCからタブレットへと早変わり。OSはWindows10 HomeとProの2種類。色も2色のカラーから選択できます。詳細を見る

VAIO ZでもスタンダードなノートPC形式のクラムシェルモデルです。OSはWindows7と10から選べます。SSDによる高速な起動、豊富なメモリでサクサク動くアプリケーションを体感してください。2種類のカラーから選べます。詳細を見る
-VAIO Sシリーズ-

VAIO S11シリーズ。11.6型ワイド液晶搭載。バッテリー最大16時間。LTE搭載可能で、SIMカードを挿せばスマホのようにどこでもネットにつながります。4色カラーをご用意。詳細を見る

VAIO S13シリーズ。13.3型ワイド液晶搭載。LTE搭載可能で、SIMカードを挿せばスマホのようにどこでもネットにつながります。シルバー・ブラックの2色カラーから選べます。詳細を見る

VAIO S15シリーズ。15.5型ワイド液晶。光学ドライブ(DVD・BD選択可)搭載のオールインワンモデル。キーボード横のテンキーが付いており、素早い数字入力に便利。4色カラーから選べます。詳細を見る
VAIO S11は2017年9月に新モデル(2017年秋モデル)が発表されました。これまでのS11を強化し「新たなLTE」を搭載した話題のモデルになっています。最新モデルはソニーストアで販売中。
VAIO S11は2017年9月に新モデル(2017年秋モデル)が発表されました。これまでのS11を強化し「新たなLTE」を搭載した話題のモデルになっています。最新モデルはソニーストアで販売中。